私たちの現状

佐渡の現状

佐渡は沖合で対馬暖流と寒流がぶつかり合うことから、多様な水産物に恵まれ、植生においても北限・南限の植物が混在しています。このような自然環境に恵まれた島は日本においても他に例がなく、この自然環境に育まれた山海の幸の食材は豊で「自給自足の可能な島」であるといわれてきました。しかしながら、島内で消費されている食材のほとんどは島外から移入され、島内で生産できると思われる農産物についても島外産が多くを占めています。

佐渡青果市場野菜流通量における佐渡産流通割合

年度流通割合
平成20年度6%
平成19年度6%
平成18年度7%
平成17年度9%
平成16年度8%
注釈
  • 新印佐渡中央青果株式会社提供

学校給食における佐渡産野菜および水産物使用率

年度野菜水産物
平成22年度14.0%12.3%
平成21年度19.3%11.7%
平成20年度16.6%8.4%
注釈
  • 佐渡市学校教育課調べ

佐渡は米以外の農産物の多くは島外に依存する輸入地域です。

その要因としては

等が挙げられますが、結果的にこの現状が「品揃えが不足」→「欲しいけど買えない」という負のスパイラルを招いています。

この現状を変えるためには、生産者が消費者のニーズを把握し、消費者は生産者を理解するという相互の結びつきが不可欠となっています。

それが地産地消運動の推進です。

地産地消の考え方

地産地消とは地域生産・地域消費の略で、地域で生産された農林水産物を地域で消費することです。

農産物の輸入地域である佐渡では、島外で生産されたものは四季を通じて安定的に供給され、価格も安価で量も多く、一見すると何不自由ないと思われがちです。

では、なぜ地産地消なのでしょうか?

注釈
  • 身土不二(しんどふじ):身体と土は切り離せない、つまり、「その人が生まれ育った地域の食べ物は、その人の身体(健康)にもっとも良い」とされる。

このようなことから、地産地消運動の推進は、消費者にとっては新鮮で安心できる食材で豊かな食生活を楽しむことができ、また、生産者にとっては地元農林水産物への需要の増加による生産の拡大などが期待できる取り組みと言えます。

さらに、佐渡市は日本で初めてGIAHS(世界重要農業文化遺産)に認定を受けた島です。

地産地消運動の推進により、地元農林水産物の需要の増加を図ることは、佐渡の美しい棚田等里山の自然形成や能・鬼太鼓などの農村文化の発展に繋がり、佐渡独特の自然、風景、文化の保全に大きな役割を果たすこととなります。

佐渡の一次産品の優位性

少量多品目から多量多品目へ

佐渡の農産物は、北限・南限の植物が混在していることからもわかるように非常に多品目に渡ります。

現状では年間を通じて安定的に供給できる収穫量の確保は難しい問題ですが、地産地消運動を推進することにより島内需要の拡大が見込まれることから、計画的な栽培によって多量多品目化が可能となれば、四季を通じて常に旬の食材を新鮮な状態で入手することができます。

旬の農産物を食べるのは体に優しい

いちばん大切なことは、言うまでもなく食材を「旬」の時期に食べることです。

「旬」とは、収穫量が最も多く、味もよく、栄養価も高い時期のことを言います。現在では栽培技術や品種改良も加わり、1年中様々な農産物が手に入るというような状況になっていますが、これは本当に良いことなのでしょうか?

日本には豊な四季があり、その中で生活する私たちにとって「旬」の農産物を食べることは体には非常に優しいことなのです。

例えば、春野菜はのぼせを防ぎ、夏野菜は水分が多く、体に熱がこもるのを防ぎます。秋は寒さに備えるため、脂肪の多い木の実や魚類が旬を迎え、冬は体を温める根野菜が中心となります。

このように、「旬」を味わうことは、体にとって本来欲しているものに耳を傾けることでもあり、また地場産の農産物であれば栄養価の劣化も無く「旬の旬」を知ることに繋がります。

目標

基本指針

  1. 消費者ニーズに対応した農林水産物の生産振興
  2. 生産者と消費者を結ぶ交流並びに啓発促進
  3. 店舗・直売所藤における佐渡産農林水産物の利用促進
  4. 学校・福祉施設等における佐渡産農林水産物の利用促進
  5. 6次産業による地場産業の促進(農商工連携)
  6. 食育の推進と伝統料理の継承

生産者は消費者ニーズに対応した農林水産物の計画出荷を行い、消費者は佐渡の農林水産物への理解を深め、地域で生産された農林水産物を地域 で消費する地産地消運動を積極的に展開し、市民一人ひとりが地産地消に自発的に取り組めるような意識の改革を図ることが、佐渡市の目指す方向です。

佐渡市が目指す目標

目標平成20年度平成26年度
市場での佐渡産野菜流通率6%12%
学校給食での佐渡産野菜使用率16.6%20%
学校給食での佐渡産水産物使用率8.4%13%
市民の地産地消の意味や取組みの理解度12.5%75%

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佐渡市 農業政策課 販売流通係(佐渡市地産地消推進会議) 電話:0259-63-5117